妊婦さんの腰痛 - 入間市の腰痛・坐骨神経痛専門整体院ゆめてん

妊娠3ヵ月くらいになると女性の体はホルモンを分泌し体中の関節、筋肉等を緩めていきます。このホルモンの働きがないと急激に成長する胎児を受け入れられなくなります。

骨盤が緩み、赤ちゃんが狭い産道を通る準備が始まるのですね。その結果、緩んだ骨盤、腰椎(腰の骨)で、背中回り、腰、お尻の筋肉を支える必要が出てきてしまいます。

それまで筋肉を支えていた力が弱くなった状態での負担になるため、この時期には背部痛や腰痛が多くなります。

お腹の中で赤ちゃんが成長すると、体の見た目の部分にも変化が起こります。
お腹が大きくなり、体重が増えてきます。体の中ではどのような変化が起こるのでしょうか？

人の体は本来、脊柱(首から腰までの骨のこと)がS字カーブを描いています。7つある頚椎(首の骨)は前弯、胸椎(胸のあたりの背骨)は後弯、腰痛(腰の骨)は前弯というカーブを描きます。このS字カーブを描くことで重力がかかる力を分散させ、体にかかる負担を軽減しバランスを取っています。

お腹の中で赤ちゃんが成長していくと、S字カーブのバランスを崩してしまいます。成長をする赤ちゃんが前弯する腰椎を後ろに下げてしまい、ストレートになってきてしまします。体にかかる負担は増えて、腰を痛めやすくなってしまいます。

妊婦さんの精神的ストレスはものすごいものと思われます。(私自身が男性のため妊娠を経験することができないのでその辛さは想像できないのですが…)

精神的な要因で腰痛が起こることもよくあります。

妊娠してからパソコンやスマホを使用する機会が増えていませんか？
実は、パソコンやスマホの使用時間が増えると腰痛になりやすいのです。

目から入る「刺激」も体のバランスを変化させます。パソコンやスマホ等を使用すると目から脳に「刺激」として神経の伝達が行われ、「刺激」を受けた脳は身体を固めて身を守るように命令を出します。命令を受けた体は筋肉を緊張させ体を刺激から守ろうと働き出します。筋肉が固くなるのです。

さらに長時間同じ姿勢を取り続けることで、正常ではない姿勢で筋肉が固まります。固まった筋肉は脊柱を引っ張り、歪ませます。脊柱は神経の通り道となっているため、歪んだ部位の神経が圧迫されれば様々な問題となり体に現れてきます。